はじめに
記事を見ていただいて、ありがとうございます!
Webエンジニアをしているsannoと申します。
皆さんが開発するプロダクトにはメール関連の機能はありますか?
メール関連の機能は、認証機能やストレージにデータ保存する機能といった、必ず実装するような機能ではないかもしれません。
一方で、何かユーザーにコンタクトをとる機能を実装したいとなった時に、候補にあがりやすいのはメール機能ではないでしょうか。
個人で何かサービスに登録する場合に必ずと言って良いほど、入力を求められるのがメールアドレスだと思います。
またビジネスシーンでも、よく使われているコミュニケーションツールはメールだと思います。
そんな広く普及しているメールを使って、ユーザーとコンタクトをとる機能を導入したいと考えるのも納得できるのではないでしょうか。
ですが、いざメール関連の機能について実装する場面になった時に、意外とメール技術に関する体系的な知識がなかったりすると思います。
(私もその一人でした)
インターネット上にはメール技術に関する断片的な情報は多くあるのですが、全体像が見えていないので、それを理解するのも結構大変だったりします。
さらに、その断片的な知識だけで設計や実装を進めると、粗が出てしまうのもあるあるだと思います。
全体像が理解できていればそのような設計はしなかった、ここの部分の理解が深ければもっとエラーを考慮した実装ができたはず、そんな後悔が後から出てきたりします。
それは私の実体験だったりするのですが、私の二の舞にならないように以下の書籍をおすすめしたいです。
実務で使える メール技術の教科書 基本のしくみからプロトコル・サーバー構築・送信ドメイン認証・添付ファイル・暗号化・セキュリティ対策まで
この書籍はメール技術に関して、体系的に理解と実践ができる素晴らしい書籍です。
すぐに読んでみたいと思った方は、この記事は閉じてさっそく手に取ってみてください。
もっと書籍の魅力を知ってから手に取ってみたいと考えた方は、良ければこの記事の続きを見ていってください。
書籍をおすすめしたい人

この書籍はメール技術に関して体系的に述べられているので、メール技術について知りたい方やメール関連の機能を実装することになった方にはぜひおすすめしたいです。
さらにこの書籍では、実際に手を動かしながらメール技術について理解することができます。
SMTP、POP、IMAPといったプロトコルがどのように動作しているかコマンドを実行しながら確認したり、メールの暗号化に関する設定について手を動かしながら確認したりといった、随所で実践を意識しながらメール技術について理解を深められます。
また、社内あるいは個人でメールに関する管理や保守を行っている方にもおすすめです。
メールに関する管理や保守を行っていると、時々、メールの送受信ができない事象が発生すると思います。
そんな時にメール技術の全体像を知っていれば、どこでエラーが発生していそうか、そのエラーはどこを見にゆけば良さそうかが見極められるようになると思います。
メールに関してトラブルシューティングの勘所を身につけるといったところでも、おすすめの書籍です。
意外なところだと、技術的な観点でビジネスメールやマーケティングメールの最適な配信方法を知りたい方にもおすすめな書籍です。
この書籍は、技術的な観点でビジネスメールやマーケティングメールをどのように作成したら良いかを解説しています。
ビジネスメールやマーケティングメールのの作成で、ビジネス的な観点でどのようなメールを作成したら良いかを解説する書籍はたくさんあると思いますが、技術的な観点でそれを解説する書籍はあまりないのではないでしょうか。
例えば、CCとBCCの使い分け、メールの開封有無の確認方法、スパムとして判定されないようにするための対策、メール暗号化方法の選択、マーケティングメールの配信方法といったものを技術的な観点で解説しています。
「実務で使える メール技術の教科書 基本のしくみからプロトコル・サーバー構築・送信ドメイン認証・添付ファイル・暗号化・セキュリティ対策まで」を読んだ感想
技術書を読むモチベーションは知識欲を満たしたいということもあると思いますが、直近の課題に迫られて読むということもよくあると思います。
私がこの書籍を手に取った理由も、後者の直近の課題に迫られてというのが大きかったです。
最近はメール機能に関わることが多いのですが、なぜその設定をするのか、その設定がメールの送受信でどのように関わるのか、という全体像が理解できていないと痛感することが多くありました。
さらに、メール送信に関してGoogleやYahooでガイドライン変更があるというのも、メール技術について理解をしておきたい理由の一つでした。
自分が関わっているメール機能でも、SPF、DKIM、DMARC、オプトアウトの設定といったものが大きく関係してくるので、それらの設定がどのような仕組みで機能するのか理解しておきたいという思いがありました。
そのような状況があり、この書籍を手に取ったのですが、この書籍はどちらの望みも満たしてくれる素晴らしいものでした。
繰り返しになってしまいますが、この書籍はメール技術に関して体系的に解説がされています。
それぞれのサーバーがどのような役割で、どのようなプロトコルを使って通信をするかが豊富な図で分かり易く解説されています。
それによって、メール技術の全体像についてインプットすることができました。
また、SPF、DKIM、DMARC、オプトアウトの設定といったガイドラインで述べられている設定についても、この書籍の中で解説されています。
それぞれの設定についてなぜそれが必要で、どのような仕組みで機能しているかを理解することができました。
なので、もし上記に近い状況でこの書籍が気になっていたら、きっと刺さる一冊になると思うので、ぜひ手に取ってみてください。

おわりに
少しでもこの書籍の魅力が伝わりましたでしょうか?
他に出していない、DNS、文字コード、添付ファイル、認証といったテーマについても書籍の中で解説されています。
とにかく、この書籍はメール技術について体系的に網羅されていますので、皆さんが理解したいテーマについても解説されているのではないでしょうか。
メール技術について何か一つでも気になることがありましたら、ぜひこの書籍を手に取ってみてください。
この記事が書籍を手に取るきっかけになれたら幸いです。
ここまで記事を見ていただいて、ありがとうございました!!
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